音 楽 療 法

活動写真 1 音楽療法の意義

a)機能訓練として
 音刺激に反応する認知機能、反射機能、音に合わせて体を動かすことにより 身体機能の訓練効果が期待出来ます。

b)重度知的障害者の精神活動として
 中軽度の知的障害者は、作業を通して物を作り上げ達成感を得る 「精神活動」を行っています。ところが重度の知的障害を持ち、 作業に適応できなかったり、余暇の過ごし方がわからなかったりと、 「精神活動」をすることが、難しい方々も多く存在します。 「精神活動」をすることが難しく精神的充足感が不足がちになると、 精神的な安定を欠き、不適応症状をおこす遠因ともなります。  しかし、音楽療法なら、重度の方も簡単にそして楽しく参加でき、自分を表現することと、周囲との情緒の交流を通して「精神活動」をし、 充足感を得ることが出来ます。


2 音楽療法の実践を支えるソフト(福生学園における音楽療法の導入と取り組み)

活動写真 a)音楽支援員の採用
 大抵の曲なら楽譜の初見でピアノを弾きこなせる能力と、 利用者の心理状況に合わせて演奏できる能力を兼ね備えた音楽支援員を採用し、 日勤固定勤務とし、音楽療法に専念できる体制を作っています。少人数のグループセッションを通し、利用者一人一人の固有の音を引き出したり、音を通して豊かなコミュニケーション関係の醸成に努めています。

b)福生学園音楽療法研究室の運営
 福生学園では開設当初より10年間、音楽療法研究会を開催し、多くの関係者に呼びかけ、音楽療法理論の確立、音楽大学関係者による上記確立のための、実践と研究の場を作ってきました。また、職員の研修及び資質の向上の場として研究会に参加し、更なる資質の向上に努めてきました。
 10年間の研究会の活動を通し、多くの参加者が体験を持ち帰り、全国的に音楽療法が広がったことを確信し、研究会の役目は終わったのではないかとの考えから、平成16年度を持って研究会を閉じました。
 福生学園では、更なる音楽療法理論の確立と、福生学園を利用されている利用者の皆様により充実したセッションを提供するために、平成17年度より、福生学園音楽療法研究室を発足させ、二俣先生をはじめとする講師の先生方とともに、研究活動を続けています。


3 音楽療法の実践を支えるハード(福生学園における建物構造と設備、及び備品)

活動写真 a)音楽専用室(音楽療法室及び体育室)
・独立した10人程度で行うことが出来る専用スペースを備えています。
・見学される方のために、セッション参加者の気が散らない工夫として、別室からマジックミラーを通して観察できるようになっています。
・録画、録音を別室で行えるようにする。

b)備品、楽器類について
・利用者の固有の音を拾い出すために、多様な種類の楽器を用意しています。
・動きのある活動に合わせた備品類も多種用意しています。
(トランポリン、フープ、ボール等)

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